最近人気のメバル釣り(メバリング)
4月に入り、まもなくメバルのシーズンになります。
短時間で20匹くらい簡単に釣れることもよくあります。
しかし誰でも簡単に釣れるとは限りません。
コツを知れば釣果はかわります。
今回は
- メバル釣りをしたことがない
- どのように釣るのか知りたい
- たくさん釣りたい
- タックルの選び方がわからない
このような方に教えていきたいと思います。
いまではたくさん釣れるようになりましたが、はじめた当初は釣れないことが多かったです。
この記事を読むことによって
- 釣り方、狙い方がわかる
- どの釣り具が必要かわかる
- 釣れるようになる
まずはメバルってどんな魚なのかを話していきます。
知っておくことで狙い方や釣る時期、時間帯がわかりますよ。
メバルの生態と習性
生態
メバルは高水温が苦手な魚です。
夏場は活性が下がりあまり釣れません。
秋も深まり寒くなってくると、産卵のため深場から浅瀬へと移動してきます。
産卵場所はテトラ帯、浅瀬の岩礁地帯などです。
このあたりが一つ目のポイントですね。
産卵期間は2月位までです。
産卵直後のメバルは体力消耗のため活性が低いですが、体力回復のためエサをたくさん獲るようになります。
このころからメバルシーズンに入ります。
春先から狙い目ですよ
習性
日中のメバルは身を隠せるところにいます。
つまり
- 岩場の中
- テトラなど障害物の中
- 藻の中
などです。
これではなかなか釣りづらいですね。
しかし夜になるとエサを食べるために活動し始めます。
釣れやすい時間帯とポイント
このようにねらう時間帯は日没前から明け方までです。
夜が釣りやすいですよ
ねらうべきポイントは
- テトラ帯
- 岩礁地帯
- 藻場
- 常夜灯がある漁港など
常夜灯がポイントになる理由として
- 灯りにプランクトンが集まる
- それを食べるエビやオキアミが集まる
- それを食べに小魚が集まる
常夜灯周りはエサが豊富なのです。
これらを捕食しにメバル以外に、アジなども集まります。
この4つのポイントのなかで常夜灯が1番なのではと思うかもしれませんが、実際はそうではありません。
明るいポイントなので釣りがしやすく、人が集まりやすい。
その結果、魚がスレる(警戒する)状態になりやすいです。
そのため自分はテトラ帯での釣りが多いですね。
真っ暗で危険な場所もあったりしますが、装備をしっかりし無理な行動をしないように釣りしてます。
タックルをそろえよう
メバリングに特化したモデルがありますが、今回はオールマイティーに使えるものを紹介します。
ロッド
操作のしやすい長さと硬さから考えると
- 長さ 7フィート前後
- 硬さ ウルトラライト、ライト(5~8グラムのルアーが投げれるロッド)
- 調子 ファースト、レギュラーファースト
このあたりがいいかと思います。
調子とはロッドがどこからしなる(曲がる)のかということです。
ファースト(先が曲がるタイプ)の方がルアーを操作しやすいです。
リール
リール選びは
- 番手
- 性能
- ドラグ
この3つを解説します
番手
リールは番手が小さいほどサイズは小さいです。
500からはじまり30000番まであります。
2000番がおすすめです。
性能
しかしここからが悩みどころ。
おなじ番手でも性能が違ってくるということです。
性能の違いとは
- ハンドル1回転で巻ける長さ(PG HG)
- スプールに巻けるラインの長さ(S SS)
PG(パワーギア)はHG(ハイギア)より短いです。
ゆっくりルアーを操作するようなスローな釣りの場合はPG、アジング向きです。
メバリングはそこまでスローではないのです。
おすすめはHGです。
ちなみにSS(シャロースプール)はSより糸巻量は少ないです。
こちらはどちらでもいいかなと思います。
ドラグ
ドラグとは魚とのやり取り中、強い引きでラインが切れるのを防ぐためにラインが自然に放出されることです。
ドラグノブの締め付けを調節することでラインの放出度合いが変わります。
釣り始める前に調節しておきます。
しかし大物がヒットした時などはやり取りの最中に調節することも多いです。
微調整ができるものが良いですね。
安いリールは微調整が難しく、少し回しただけで強弱がかなり変わります。
せめて5,000円くらいのリールが安心できるかなと思います。
ライン
ラインは4種類あります。
- ナイロンライン
- フロロカーボンライン
- PEライン
- エルテルライン
もっともおすすめするのはPEライン。
2番目はフロロカーボンラインです。
メバリングではどちらもおすすめします。
ナイロンラインは海水に弱く、伸びるのでアタリがわかりづらいので不向き。
エステルラインは負荷がかかると切れやすいので不向き、しかしアジングにはおすすめなんですけどね。
フロロとPEライン メリット、デメリットを説明
フロロのメリット
- ジグ単に直結できるのですぐに釣りができる。
- 傷に強い
デメリット
- 飛距離はPEラインほど飛ばない
ラインの太さは
4lb(ポンド)くらいがおすすめです
PEラインのメリット
- 飛距離がでる
- 感度がいい
- ゲーム性が高い
デメリット
- ジグ単に直結できない
- リーダー(フロロ、ナイロンライン)を結ぶ必要がある。
- 結び方を覚える必要がある
ラインの太さは
0.3号がおすすめです
もっともおすすめするのはPEラインだと言いましたが、まずはフロロで釣り方を覚え、しばらくしてからPEラインにするのがいいかなと思います。
ルアー
ルアーの種類はワーム、プラグ、ジグなどがあり、各メーカーがいろんな商品を発売しています。
その中でもまずはワームを選びましょう。
釣具店に行くとどれを選べばいいのかわからないと思うので、自分のおすすめを紹介します。
普段使っているワームを頻度のたかい順に紹介
写真の上から順に
- ドリームアップ グリリン 1.2インチ
- ドリームアップ ダート8 1.5インチ
- メジャークラフト まっすぐ尾(てーる) 1.5インチ
- イッセイ 海太郎 バルキースパテラ 1.8インチ
カラー
- ドリームアップ グリリン 緑 クリアラメ系 黒
- ドリームアップ ダート8 黒 緑
- メジャークラフト まっすぐ尾(てーる) クリアラメ系 オレンジ
- イッセイ 海太郎 バルキースパテラ 白
各ワームの使用頻度順に紹介しました。
小さいサイズの方が食いがいいですよ。
ジグヘッド
ジグヘッドとはオモリと針が一体化したものです。
1g前後を使用します。
これもたくさんの種類があるので、おすすめを紹介します。
- 土肥富MARUTO フロードライブ 0.8~1.2g サイズS
- 土肥富 MARUTO レンジクロスヘッド 0.8~1.5g サイズM
- DUO テトラワークス スナイプヘッド 0.8~1.2g サイズM
1をほぼメインにしています。
大きいサイズのメバルが釣れるようなら、強度のある2,もしくは3を使ってます。
初心者の方には1gは軽くて扱いづらいかもしれません、1.5~2gでもOKですよ。
スナップ
スナップとはジグ単やプラグ、ジグなどを簡単に交換できるアイテムです。
普段使っているスナップを紹介します。
このように装着します。
スナップも沢山の種類があります。
一見すると弱そうですぐに伸びそうだし、ジグ単が外れてしまいそうに見えます。
しかし60センチほどのシーバスを釣っても問題はなかったですよ。
ポイントを詳しく解説
先ほど紹介したポイントはこちらです
- テトラ帯
- 岩礁地帯
- 藻場
- 常夜灯がある漁港など
長い期間釣果があるテトラ帯
僕がメインで釣りをしているポイントです
常夜灯などはなく、かなり真っ暗なポイントです
テトラ際は海藻が生えているので好ポイントです
テトラ際から順に沖目へと、扇状にキャストしていきます
大型狙いの岩礁地帯・藻場
フロートを使用した釣り方がメインになります。
夕マズメはかなり活性が高くなる傾向があり、大型が狙えるポイントです。
4月~5月には大量の藻が生えます。
この時がチャンスです。
流れが効いているポイントを探して、ゆっくりタダ巻きで釣ると効果的です。
釣りがしやすい漁港内・常夜灯下
常夜灯で照らされる船の間や岸壁を狙います
ジグ単での釣り方を覚えよう
道具一式そろったところで、次は実践にいきたいと思います。
釣り方はいたってシンプルです。
ジグ単での基本的な2つの釣り方を覚えましょう。
ただ巻き
その名の通り、ただ巻くだけです。
それだけ?って感じですが、メバルには効果大です。
重要なこと1番目、それは巻くスピードです。
どの速さでアタリが出るかを探します。
速さと言ってもどれくらいかわからないと思います。
まずは基準となる速さを覚えます。
1秒でハンドル1回転させることを基準とします。
ちなみにこのスピードは速い方になるので覚えておいてください。
遅くさせたいときは、1.5秒や2秒でハンドル1回転などで試します。
速くするにしても、さすがに1秒で2回転までは速すぎるのでしません。
1秒で1回転という基準から、なんとなくでいいので巻く速さを変えて誘ってください。
重要なこと2番目、どの深さでアタリがあるか探すことです。
レンジを探るという言い方をするのですが、メバルは捕食している深さ(レンジ)がコロコロ変わります。
これを探るにはルアーが着水してからすぐに巻かず、沈めている時間を数えます。
カウントをいれるという言い方をします。
3秒沈めたのならカウント3、5秒ならカウント5,10秒ならカウント10といったように、どの深さでアタリがあるのかを探ります。
ストップ&ゴー
ストップ(沈める)ゴー(巻く)を繰り返すだけです。
アタリは沈めているときによく出ます。
このため探り方として例をあげると
リールのハンドルを
- 2回転させて、1秒沈める
- 3回転させて、2秒沈める
- 4回転させて、3秒沈める
沈めている時間が重要なのでいろいろ試すといいですよ。
他にも誘い方はありますが、この2つだけで十分釣れるのでしっかり習得してくださいね。
フロートリグの釣り方を紹介
まとめ
基本的なメバルの釣り方を紹介しました。
決して難しくはないので頑張ってたくさん釣りあげてくださいね。
おさらいです。
ねらうべきポイントは
- テトラ帯
- 岩礁地帯
- 藻場
- 常夜灯がある漁港など
釣り方は
- ただ巻き
- ストップ&ゴー
以上となります。
日中の釣りとは異なり、夜間は危険が伴います。
足場が悪いポイントの方が多いくらいです。
楽しく釣りをするために
- 装備を万全にする
- 無茶な行動をしない
- 危険を感じたら引き返す
存分に釣りを楽しんでください。
フロートリグの釣り方も覚えると、色々なポイントで使えます。
アジング、メバリングで活躍しますよ。
メバリングやアジングで必要なグッズ
これだけは用意すべきというものだけ紹介します。
ヘッドライト
夜釣りでこれがないと危険すぎます。
ヘッドライトも沢山のタイプがあります。
例をあげると
- 首から下げる
- 頭に装着する
- 明るさ(ルーメン)が個々でちがう
- ライトが白色だけでなく赤色や黄色も備わている
- 乾電池式と充電式がある
どのタイプ選ぶべきか迷いますね。
とりあえずは頭に装着する、300ルーメン以上のものが無難です。
ホームセンターで売っているものでもOKです。
ランディングネット
ヒットした魚を取り込むのに必要です。サイズは様々ですが、ライトゲーム用の小さいサイズが発売されてます。
釣った魚をネットですくうことによって
- フックを外しやすい
- 魚をつかみやすい
- 写真を撮りやすい
- 魚に逃げられない
- 魚が暴れても傷つかない
いろんなメリットがあるので持っておくといいですよ。
フィッシュグリップ
フィッシュグリップを使うメリットは
- 手が汚れるのを防ぐ
- フックが外しやすい
- 手が傷つかない
- 毒を持った魚でも平気
- 写真映えが良い
あると便利なグッズ
フックキーパー
移動や休憩の時にルアーを固定できるので安全です。
ロッドのガイドに引っ掛けるのもありだけど、傷つく恐れがあるのであると便利ですよ。
ライブウェル
エアーポンプを取り付けれるバッカンのことです。
釣った魚を生かしておくことで持ち帰りたい魚を選別出来たり、見て楽しめるアイテムです。
二重蓋構造になっているものは海水が漏れにくくなっているので、移動時も安心です。
ホワイトカラーの方が写真映えしますよ、最近は透明なのもあります
ランキング
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